AIを使えば、プログラミング未経験者でもWebページの文章、構成、デザイン案、コードのたたき台を作りやすくなります。ただし、AIへ任せるだけで公開できるわけではありません。誰に何を伝えるかを決め、内容と動作を確認し、安全に公開する判断は人が行います。
初心者は、いきなり大きなサイトを作らず、1ページで目的が一つのWebページから始めましょう。
1. ページの目的を一つに決める

最初に「誰に、何を伝え、何をしてもらうページか」を一文で書きます。
例:
沖縄県内で店舗を探している人に、サービス内容と営業時間を伝え、LINEで問い合わせてもらう。
目的が決まっていないままAIへ依頼すると、見た目は整っていても、読者が次に何をすればよいか分からないページになりやすいです。
2. 必要な情報を集める

AIに文章を書かせる前に、正しい情報を用意します。
- 店名・サービス名
- 対象者
- 提供内容
- 料金や条件
- 営業時間・所在地
- 問い合わせ方法
- 写真やロゴの利用権限
確定していない情報は「調整中」と分けます。AIに推測させず、公開できる事実だけを使います。
3. ページ構成を作る

1ページの基本構成は、次のように整理できます。
- 誰向けの何のサービスか
- 読者が抱えている問題
- 提供する解決方法
- サービス内容や流れ
- 料金・条件
- よくある質問
- 問い合わせボタン
AIには、集めた情報とページの目的を渡し、見出し案を複数作ってもらいます。採用する順序は自分で決めます。
4. 文章とデザイン案を作る

文章は、専門用語を減らし、1つの段落で1つの内容だけを伝えます。AIが作った実績、数字、利用者の声を、事実確認せず掲載してはいけません。
デザインは、色、文字サイズ、余白、写真の役割を決めます。「おしゃれに」ではなく、「初めて見る人がスマートフォンで料金と問い合わせ先を見つけられる」のように目的から判断します。
5. コードやCMSへ実装する

AIはHTMLやCSS、WordPress用コードの作成を補助できます。しかし、出力されたコードには、表示崩れ、操作できないボタン、セキュリティ上の問題が含まれる可能性があります。
初心者は、変更前の状態へ戻せるようにバックアップを取り、小さな変更ごとに画面を確認します。パスワードやAPIキーをAIの指示どおり公開ファイルへ書かないことも重要です。
6. 公開前に確認する

最低限、次の項目を確認します。
- スマートフォンとパソコンで読めるか
- ボタンとフォームが動くか
- 料金、日付、住所、電話番号が正しいか
- 画像を表示でき、代替テキストがあるか
- 他人の文章や画像を無断使用していないか
- ページタイトルと説明文が内容に合っているか
- 問い合わせ後の返信方法が決まっているか
「エラーが出ない」だけでなく、初めて見る人が目的の情報へたどり着けるかを確認します。
7. 公開後に改善する

公開は完成ではなく、確認の始まりです。どの検索語から読まれたか、問い合わせボタンが押されたか、途中で分かりにくい箇所がないかを見ます。
AIにはアクセスデータの整理や改善案の下書きを頼めますが、変更する理由と優先順位は人が決めます。
独学で止まりやすいのは「確認」と「公開」

初心者が止まりやすいのは、コードを作る場面だけではありません。何を載せるか決める、AIの誤りを見つける、公開設定を行う、問い合わせを受けられる状態にする工程でも判断が必要です。
企画から公開まで伴走してもらいたい場合は、講義内容だけでなく、実際に成果物を公開するところまで扱うかを確認しましょう。AIでWebサイトやアプリの試作品をつくる2日間のMOAI CAMPでは、講座内容と制作サポートを確認できます。
まとめ

AIを使ったWeb制作は、初心者でも小さな1ページから始められます。目的、事実資料、構成、実装、確認、公開の順で進め、AIの出力を人が判断することが大切です。
